ワイヤーの取り回しに思う事 ②

琵琶湖・湖西のスポーツ自転車店どてるしの店主です。

 

今回もワイヤーの取り回しで気になるので気にしているお話です。
シマノSTIレバーで、シフトワイヤーだけハンドルに沿わない形で出るタイプの物です。
いつも気になるのがワイヤーのテンション調節のためのケーブルアジャスターです。

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STIにはめ込む形のアジャスターです。

コレが出た当初は「なんて便利な構造なんだ!」と思いました。

完成車を購入すると左右ともコレが付いてきます。

 

 

でも、この形式に対応するフロントディレーラーにはこのアジャスターが必要ですが、やっぱり後ろにはディレーラー本体にアジャスターが付いているので取付する必要がないわけです。

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左には着けて右には着けないの図

やっぱり無い方がスッキリします。

でもこれはご本人の感性や好み・調整のしやすさなどで決める所かと思います。
もちろん左右とも付けてた方が左右均等な外観に仕上がります。

 

店主は自分の自転車になら左だけ付けるかな?

でもぜひご希望を聞かせてください!

 

 

 

それからこのタイプのSTIレバーでこだわりたいのが、前輪の上でシフトワイヤーをどのように交差させるかです。

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ここはメカニックのこだわりが出る所かと



全く重ならないとなんだか違和感が出るし、重なり過ぎると不格好だし…
程よく重ねたい!
と思って切っては設置してハンドルを左右に動かして、ワイヤーの自然に納まる所での左右の重なりをチェックしつつ、ワイヤーのフレーム・ワイヤーとワイヤーとの接触部分のチェックを繰り返します。

もちろん右にはアジャスターは着けていないので、アジャスター付きの左とは右のアウターケーブルの長さは異なりますが、左右が均等に重なる位置を探ります。

何度も繰り返し確認になるわけですが...

 

 

 

楽しい(∩´∀`)∩

なんでだろう、こだわって繰り返してると幸せを感じます。

結果思い通りに仕上がった後いつもその仕上がりに一人見惚れているところを、後ろから呆れられている店主でした...

 


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